2007.01.20 UP
「歳をとること」編
なんの根拠もなく生涯すっぴんを通す私。
化粧品はもちろん洗顔後に使用する液体類さえまったく持っていないにもかかわらず、ティ-ンエイジャーの娘とお肌のぴちぴち感を競うという暴挙に出る。
「お母さんもお肌ぴちぴち~」とアピールしてみるが・・・誰も聞いちゃいない!
スーパーの袋を難なく開ける娘に対し、指を湿らせなきゃ開けられない私。
制服のボタン付けが億劫になった私。実は老眼。ボタン付けくらい自分でしなさい!と大儀をかざしながらも忍び寄る老いを実感。
歳をとるということはなんだかネガティブなことに思えた若い頃。人生の後半戦が始まったころから楽しくなってきたように思う。
若い頃にできて今できないことを考えると寂しい気持ちにもなるが、逆もまた真なり。若い頃にできなかったことが今できると思えば、歳を取るのも悪くない。
「目じりのしわは人生の証♪」くらい開き直って、この先はおおいに楽しもうと思う。
昭和時代の「歴史」を習ってきた娘がワークブックを広げ、質問を浴びせてくる。「昔のテレビは・・・」「昔の洗濯機は・・・」と。解説をした後に出たこの子の一言。
「やっぱし、昔のことは昔の人に訊くのが一番だな」
昔の人って・・・おいおい・・・
老いていくことと歳をとること。
似ているようでちょっと違うような気がする。さらに言えば、歳をとることと、歳を重ねること。これもちとニュアンスが違う。
40代、まだまだ洟垂れage。宿題と格闘する子どもを視界の端っこに捉えながら、なぜか哲学する私。
アンチエージングが流行る昨今。
私は上手に年齢を重ねる努力をしたいと思う。
ときれいごとを言いつつ、娘の化粧水をちょろまかすタイミングを見計らう私。
こういうのを往生際が悪いっていうのよねぇ(^^;