成人歯科編
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- オトナになってからでも歯列矯正ってできますか?
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もちろん可能です。
障害となるものがなければ基本的に年齢制限はないと思います。
「私の歯並びって・・・」と密かに悩んでいるなら思いきって相談するとよいでしょう。
成人の矯正は今や、珍しいことではありません。
矯正を終えられてとびきりの笑顔で来院される方をみると私まで嬉しくなります。かくいう私、この年齢になって初めて矯正に挑みましたよ。
歯並びはそこそこきれいなんですけどね(^^)
歯を移動させることに伴う疼痛は個人差があるのでしょう。私はなぁ~んにも痛くないです。強いて言えば装置が邪魔だわぁくらい。話すときにちょっとろれつが怪しくなることはあっても日常会話に支障なし。
矯正装置を入れてから、やたら歯を磨くようになったので一挙両得。
おまけに今の矯正装置は目立たない。「ほれ!」って見せなきゃ気づかない人もいるくらいです。矯正は健康保険が適応になる場合と、適応にならない場合がありますのでご相談ください。
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- インプラントって何ですか?
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最近あちこちで見聞きするようになりましたが歴史は古いのですよ。
失ってしまった歯の場所に人工物を埋め込み、その上にまた歯を作ろうというテクニックです。
この、かつて歯があったところの骨に埋め込む人工物を「人工歯根」といいます。で、これを英語にしたのが「インプラント」です。
生体親和性のある「チタン」という金属でできています。かつてはいろいろな形態があしましたが今では尖端の平らな太めのネジを想像していただいていいでしょう。骨にインプラントを埋め込み、これを歯の根とみなし、この上に歯を構築していきます。1本でも複数本でもできますし、自分の歯のように使うことが可能です。
ただし、「歯を失ったら誰でもできる」わけではなく埋入部位の骨が健全で埋入条件を満たしていることやかみ合わせに不利な条件がないなど制約はあります。
私はできるのかなぁ?とお考えの方は歯科医師にご相談されるとよいでしょう。ちなみに健康保険の適応ではないのでご承知おきください。
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- ドライマウス(Dry Mouth)ってなんですか?
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ドライマウスとは口が乾燥していることをいい、日本語では「口腔乾燥症」といいます。
「なんだか口が渇くわぁ」という全ての症状を指します。パンやビスケットなどの乾燥した食品が食べにくい、舌に炎症がおきる、
唇の角(端)が切れる、夜、口が渇いて目が覚める。
また、虫歯が多発する、歯周病になる(悪化する)などさまざまな症状があります。
つばが減って口が乾燥すると口腔内細菌は流されずに残ることになりますし、
つばの中にある抗菌物質が減り、細菌が増加してしまいます。
そうなると虫歯や歯周病になりやすい状況になってしまいます。放置すると日常生活に支障が出てくるのではないかと考えられています。
原因として考えられるものに以下があります。- 口が渇く副作用をもった薬を服用している
- 加齢によりつばが少なくなっている。
- 精神的に緊張をしている。
- 口で呼吸している。
- 病気のひとつの症状として口が渇く。
(糖尿病、腎臓病、肝臓病やリューマチ、シェーグレンなどの自己免疫疾患) - 骨髄移植や放射線治療を受けた。
どのようなことが原因なのか検査診断が必要です。
全身的なことがらと深く関連していますので内科、眼科、歯科の連携が必要になります。
心配な症状がありましたらご相談ください。
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- 電動歯ブラシのほうが良いの?
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今、たくさんありますよね~
電動だ、音波だ、超音波だ。
量販店に行くと迷ってしまうくらい、たくさんあります。
買うなら歯科医院で売っているものが良いのですが・・・
本音を言うと「歯医者で買ったら定価だもんなぁ~高いよなぁ~」ってのが正直な気持ち。(私も主婦ですもの)
基本的には「きちんと磨ける」のであればなんでもよろしいかと思います。
箒でも掃除機でも部屋をきれいにできるのなら「道具」はお好きなものをというのに似たり。手動の歯ブラシも電気仕掛けの歯ブラシも「道具」ですので正しくお使いいただきたいと思います。
我流より正しい使い方を教わると良いでしょう。
電気仕掛けだからって無条件できれいになるというわけではありません。
道具の特徴を生かして使って初めて効果が得られます。個人的には長年の手動歯ブラシを止め、今は音波歯ブラシを使っています。
最初は「磨いた気がしない!」と思っていましたが、慣れるとたいそう気持ちの良いものです。
あのつるつる感がたまりませんなぁ(^^)
ただし・・・でかいのでバックの中でかさばるのが難。
お出かけに連れて行くには工夫が必要かもね。
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- 入れ歯が合わないらしく痛いんですが、直せますか?
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入れ歯が合わない理由はなんでしょうか?いろいろ考えられますね。
原因によって対処法も違ってきます。一度、ご相談ください。解決方法を考えます。
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- 妊娠中ですが治療はできますか?
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歯科治療による赤ちゃんへの悪影響は、妊娠初期を除きほとんどないと言われています。
しかし、絶対に安全であると明言することはできませんので緊急時以外は行わないようにしています。
必要であれば妊娠中期(安定期)に治療を受けるのが良いでしょう。
妊娠中のレントゲン撮影は防護着着用によりほとんど心配はいりません。
また麻酔についても使用量は少ないので影響はないと言われています。
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- 妊娠すると歯が弱くなるって本当ですか?
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妊娠したからといって歯が弱くなることはありません。
ただし、妊娠による唾液性状の変化やホルモンバランスの変化、
加えてつわりや不規則な食事などで虫歯や歯肉炎になりやすくなることはあるようです。
お口を常に清潔に保つように心がけることが大切です。
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- 大きな声じゃ言えないが口臭が気になるんです・・・
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最近このような悩みの患者さんが多くなってきました。
口臭は身体のみならず、対人関係にも影響を及ぼす魔物。家族でも指摘しにくい症状ですね。
口臭の原因はいろいろあります。お口の中に原因があればそれを解決しましょう。
歯石だったり、歯ブラシが行き届かない場所があったり。
歯周病だったり、かぶせた物の劣化だったり、口呼吸だったり。
生活習慣ならば、改善の妥協点を探す努力をしましょう。内科的疾患なら即刻該当する病院へ。
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- 歯がくすんでいるような感じなんですが・・・
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歯ブラシだけではとれない(とりにくい)汚れもあります。専門用語でPMTCというテクニックで解決していきます。
要するにプロが専用の器具を用いて歯をクリーニングしますってことです。
気持ち良いですよ~
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- 白い歯って高いですか?
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保険でできる範囲の「白い歯」「白い詰め物」もあります。
保険の範囲を超えて行う「白い」仕事は多少のご負担をいただきます。
保険の範囲、保険でできない仕事、納得いくまでご説明します。費用対結果を考えていただけたら良いなと思います。
当クリニックでは、御見積で提示し、患者様の納得のいく料金・治療を心がけております。お気軽にご相談下さい。